1.4.1. メインソフトウェア機能概要 #
- アラーム概要:有効なアラーム数とアクティブ/非アクティブかを確認
- 音声電話、SMS、Eメールによるアラート受信
- 監査証跡により、いつ何が起こったかを正確に確認
- 複数の場所をモニタリング:すべてのモニタリングポイントに1つのシステム
- フロアプランの入力:実際のセットアップ概要を取得
- スケーラブル:小規模設置における1ポイントから、大規模設置における数千のポイントまで、あらゆるモニタリング用件に対応
- 自動レポート作成
- ロトロニックとサードパーティ製ハードウェア(アナログおよびデジタル)の統合
- 自動検証スクリプト:迅速で効果的なOQ検証用
- 顧客からのフィードバックに基づく継続的な改善
- ユーザーごとにカスタムダッシュボードを作成可能
- FDA CFR 21 Part 11 & EU Annex 11 準拠
- FDA CFR 21 Part 11 & EU Annex 11 準拠
その他の機能
- 測定ポイントに設置された全てのロトロニック・デバイスを校正可能
- 不要になった測定ポイントをアーカイブし、必要な期間データにアクセス可能
- すべてのドキュメントをシステムに保存:ユーザーマニュアル、データシート、校正証明書、SOP など
1.4.2. メインソフトウェア機器概要 #
- コンプライアンス、監査、リスク管理
- 自動データ収集とレポート作成による時間の節約
- すべての業務を24時間365日リアルタイムで集中監視
- すべての重要な測定値を1つのシステムで管理
- 重要測定ポイントのリアルタイムアラーム
1.4.3. 機能概要 #
RMSは、お客様のニーズに合わせてカスタマイズされた、システムデータを表示するための様々なビュー/タブを提供します:
チャート | 測定値をグラフと数値で表示 |
---|---|
表 | 測定値を数値で表示し、その他様々なデータを表示 |
レイアウト | 測定値を数値化し、ルームレイアウトに配置 |
ダッシュボード | 各ユーザーの個別ダッシュボード |
イベント | 監査ログ、アラーム、警告、システムメッセージ |
アラーム | アラーム機能 |
1.4.3.1. チャート #
- ロゴをアップロード
- 場所、部屋等のグループ情報
- リアルタイム測定値とライブステータス
- 現在のログオンユーザーと通知の概要
- 履歴データ
- 警告および警報の視覚通知
1.4.3.2. 表 #
表では、グループごとに関連するすべての情報にアクセスできます
1.4.3.3. レイアウト #
- マウスオーバーアクションで測定ポイントの詳細を確認
- 標準測定ポイントの概要
- IPカメラへのマウスオーバーアクションで現在の状況をスナップショット表示
1.4.3.4. ダッシュボード #
各ユーザーは、定義されたダッシュボードを設定することができます。
1.4.3.5. イベント #
- 監査証跡に表示される通知を定義
- 個々のイベントのステータスとユーザー入力を確認
- 個々の要件に基づいて監査証跡をフィルタリングする
1.4.3.6. アラーム #
Rotronic Monitoring System(RMS) のアラーム・プロトコルは、重要なアラームを見逃すことがないように設定されています。リスクレベルに基づいて通知をトリガーすることができます。
4段階のアラームレベルが利用可能で、トリガーは定義されたリスクレベルに基づいています。
-
緊急でないイベントのリマインダー:
-バッテリー残量低下(デバイス)
-シミュレーター接続(測定ポイント)
-校正の期限を知らせるアラーム
-欠落した測定値をダウンロードした後のデータギャップ - 限界値を超えた測定値に対する警告(測定点)
- 限界値(測定範囲)外の測定値に対するアラーム
-
緊急のハードウェアエラーのためのエラー:
-デバイスのタイムアウト
-センサーエラー(測定ポイント)
システムにログインすると、アラームの概要を確認することができます。ログインユーザーに付与されたアクセス権の範囲にあるアラームのみが表示されます。各測定ポイントは、アラームステータスに基づいて異なる色で表示されます。
クリティカルアラームは、アラームが作動する前に警告を発するよう設定することができます。ヒステリシスと遅延は、アラームと同様に上限と下限を定義して設定できます。
すべてのアラームは、イベントの固有 ID、アラーム日時、アラームの内容、ターゲット(測定ポイントまたはデバイス)、およびその他の詳細とともに監査証跡に記載されます。
監査証跡を見ることで、アラーム状態を簡単に確認できます。アラームが設定された場合、時刻、日付、アラームを承認したユーザー名、アラームの詳細が保存され、監査証跡に記録されます。監査証跡内では、アラームを停止または禁止することも可能です。
アラームは、測定ポイントまたはアラームスキームに基づいて設定します。
測定ポイントに基づくアラームの場合、オプションの選択肢は限られています。アラームスキームでは、ユーザーは警告と同様にアクティブ時間などの条件を設定することができます。アクションは両方で設定できます。
- SMS(ユーザーの電話番号をシステムに追加する必要があります)
- 電話(ユーザーの電話番号がシステムに追加されている必要があります)
- スイッチリレー
- TCP経由でのデータ送信
メールアラーム
TCP/IPベースのカメラでシステムを設定する場合、スナップショットをチャート付きメールに追加できます(PDFまたはEメール本文に記載)。
SMSアラーム
アラームはソフトウェアに設定されている言語で送信されます。
電話
システム設定の中で、デバイス/測定ポイントIDからコメントまで、通話音声による情報を決定できます。様々なユーザーが選択されている場合、システムはリストの最初のユーザーからリスト順に音声通話を続けます。リスト中のユーザーがアラームを停止した場合は、リストの呼び出しが停止します。電話のコール時間もシステム設定内で設定することができます。
スイッチリレー
リレー付きデバイスがシステムに含まれている場合、アラームスキームにより、そのアラームをトリガーして、視覚アラーム、聴覚アラーム、または別のタイプのアラームを作動させることができます。
TCP経由でデータを送信
TCP/IPデバイスにデータを送信して、デバイスをオンまたはオフに切り替えることができます。
IF-THENスクリプトを設定して、1つまたは複数の定義された事前条件に基づいてアクションをトリガーすることも可能です。
1.4.4. デバイスの概要 #
すべてのRMSデバイスは、LANまたはワイヤレス・インターフェースを介して接続されます。すべてのデータはSQLデータベースに転送され、ウェブブラウザで視覚化されます。
- RMSウォールモジュール
- RMS ミニモジュール
- RMS Dinレールモジュール
- RMSコンバーター
- RMSデジタルプローブ
- RMSアナログプローブ
- RMSセンサー
- RMSビジュアルエイド
- サードパーティ製品
Rotronic 社はワイヤレスと有線の両方のデバイスを提供しています。それぞれにメリットとデメリットがあります、詳細は次章以降をご参照ください:
1.4.4.1. RMSウォールモジュール #
RMSデバイスは、有線または無線のインターフェースを介して接続されています。すべての測定データはSQLデータベースに転送され、ウェブブラウザで確認することができます。
RMSウォールモジュール
RMSウォールモジュールは、計測デバイスがユーザーから視認できる必要性があるアプリケーション用に設計されています:シンプルで実用的です。モジュールは壁に固定でき、簡単にメンテナンスすることができます。RMSウォールモジュールは、有線または無線(868または915MHz)インターフェースでご利用できます。モジュールの電源はPoE(有線のみ)、24Vまたはバッテリーのいずれかを使用でき、LOGデバイスは44,000点のデータを保存できます。
デバイス
- RMS-LOG-L
- RMS-LOG-T30-L
- RMS-LOG-868/915
- RMS-GW-868/915
- RMS-LOG-T30-868/915
RMS ウォールモジュールはディスプレイ付きもあります:
デバイス
- RMS-D-L(バッテリー電源なし)
- RMS-LOG-L-D
1.4.4.2. RMSミニモジュール #
RMSミニモジュールは、無線インターフェース(868または915MHz)とバッテリー駆動でのみ使用可能です。最大12,000データポイント(モデル固有)を保存できます。
デバイス
- RMS-MLOG-B-868/915
- RMS-MLOG-BT-915
- RMS-MADC-868/915-A/V
- RMS-MLOG-T-868/915
- RMS-MLOG-T10-868/915
- RMS-MDI-868/915
- RMS-MLOG-LGT-868
1.4.4.3. RMS Dinレールモジュール #
RMS Dinレールモジュールは、美観(室内景観)を重要視していないアプリケーションに適しています。RMS Din レールモジュールは有線または無線(868または915MHz)インターフェースで使用できます。モジュールの電源はPoE(有線のみ)、24Vまたはバッテリーのいずれかを使用し、44,000点のデータを保存できます。
デバイス
- RMS-DI-L-R
- RMS-DO-L-R
- RMS-ADC-L-R(小型筐体)
1.4.4.4. RMS-コンバータ #
RMS-コンバータは、イーサネット接続で外部デバイス(MODBUS TCP)を統合することができます。コンバータはデジタルプロトコルを変換し、データベースに送信します。さらに、ネットワークがダウンした場合に備えて7日間のメモリを内蔵しています(コンバータが外部機器と同じネットワーク上にある必要があります)。
デバイス
- RMS-コンバータ
1.4.4.5. RMSデジタルプローブ #
RMSは様々なパラメーターをモニターし、多種多様なアプリケーションで要求される測定仕様満たします。
デジタルプローブは、プローブのホットスワップが可能で完全な監査証跡を提供します:
測定単位
- 相対湿度
- 温度
- 二酸化炭素
- 差圧
(形式は異なる場合があります)
デバイス
- HCD-Sx
- HCD-IC
- CD-S
- CCD-S
- TCD-S
1.4.4.6. RMSアナログプローブ #
RMSは様々なパラメーターをモニターし、多種多様なアプリケーションで要求される測定仕様満たします。
Rotronic社は、データロガーと互換性のあるさまざまな温度センサーを提供しています。
NTC プローブ: 温度 NTC
- T10-0001 (-196…-90 ℃)
- T10-0002 (-80…150 ℃)
- T10-0003 (-50~120 ℃)
- T10-0013 (-50…120 ℃)
- T10-0113 (-50…120 ℃)
- T10-0004 (-50…120 ℃)
- T10-0005 (-90…0 ℃)
- T10-0006 (-50…120 ℃)
Pt100プローブ 温度Pt100
- T30-0001 (-196…260 ℃)
- T30-0003 (-50…100 ℃)
- T30-0006 (-50…100 ℃)
ロトロニックは、インキュベーター監視用に設計されたアナログCO2センサーも提供しています: CCA-S-20X & CCA-S-20X-SET。
1.4.4.7. RMSセンサー #
RMSは様々なパラメーターをモニターし、多種多様なアプリケーションで要求される測定仕様満たします。
Rotronic社は、データロガーと互換性のあるさまざまなセンサーを提供しています。
- WB-0001:水検知センサー: 水漏れ検知
- DC-0001:ドアステータス(開/閉)センサー: リード接点
1.4.4.8. RMSビジュアルエイド #
RMSは様々なパラメーターをモニターし、多種多様なアプリケーションで要求される測定仕様満たします。
Rotronic社は、データロガーと互換性のあるさまざまなセンサーを提供しています。
- AD-0001:赤色 LED およびアラーム信号付き信号ビーコン: 信号 / アラーム
- AD-0002:赤色およびオレンジ色 LED 付きシグナルビーコン: 信号 / アラーム
- WC-0001: ウェブブラウザ経由の経由のウェブカメラ
1.4.4.9. サードパーティ製品 #
RMSは様々なパラメーターをモニターし、多種多様なアプリケーションで要求される測定仕様満たします。
Rotronic社は、サードパーティ装置と入出力を統合することができます。
- 0/4~20 mA:既存の装置やその他のパラメーターを統合
- 0~10V:既存の装置やその他のパラメーターを統合
- ドア接点、漏水検知器などのデジタル入力
- アラームビーコンを切り替えるためのデジタル出力 自動生成レポートに追加するためのスナップショットや、リアルタイムでアプリケーションを確認するためのウェブカメラ(マウスオーバー)
- MODBUS TCP文書化されたプロトコルを持つサードパーティ製デバイス
- API機能経由のLoRa/Sigfoxデバイス