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圧縮空気の露点

圧縮空気での露点測定は、安全性、品質、効率の目的で不可欠です。

圧縮空気の露点

ミッシェル社は設立から現在に至るまで、ISO8573-1Class1.2.3に対応した圧縮空気乾燥器の含有水分量計測用露点計、トランスミッター、水分スポットチェック用ポータブル露点計のリーディングカンパニーです。
5種類の露点計測テクノロジーを有する水分測定の専門家として、特定のアプリケーションや測定ニーズに適したソリューションを提案します。圧縮空気アプリケーションでの正確で安定した露点測定には以下のようなメリットが挙げられます。

  • ・安全な乾燥空気の供給
  • ・圧縮乾燥空気の再現可能な品質
  • ・ドライヤーを効率的に使用し省エネに貢献

アプリケーションの安全性と効率性を確保するために、露点測定は不可欠です。各セクションでは、数種のレベルのガスが必要です。
露点トランスミッターの圧縮空気アプリケーションでの一般的な測定例を下記に記載します。

圧縮空気の露点
計装空気内の露点測定
計装空気内の露点測定
空気圧工具やコンベヤーの動力に使用される圧力空気は、製品汚染と機器の腐食を避けるために、清潔で乾燥していなければなりません。ISO空気品質規格 ISO8573-1は圧縮空気の純度要件を定義し、微粒子や油、水分汚染を対象とした国際規格です。
呼吸器用空気の露点測定
呼吸器用空気の露点測定
呼吸器用空気中の水分レベルが高いと、供給空気品質が不安定になり、呼吸器システム内でバクテリアが成長するリスクが増加します。これは潜在的な健康被害のリスクです。圧縮空気の湿度が高すぎると、結露するおそれがあります。これにより、エアラインがブロックされたり、シリンダーが腐食したりする可能性があります。
欧州規格はEN12021:2014に記されているように、圧縮された呼吸空気は、結露や凍結を防ぐために十分に低い露点を維持していなければなりません。装置を使用して既知の温度で保管する場合、露点圧力は予想される最低温度より最低でも5℃低くなければなりません。圧縮空気供給の使用および保管の条件が不明な場合、露点は-11℃を超えてはいけません。
医療用および外科手術用空気の露点測定
医療用および外科手術用空気の露点測定
医療用途では、圧縮空気は呼吸用途と計装空気の両方に使用されます。腐食と供給空気の品質に関する不安要素と同時に細菌の増殖を回避することが最大の懸念事項なので、慎重な露点監視が不可欠です。
確立された規格の内、一般的な2つの規格は次のとおりです。医療ガスの純度仕様用のUK Health Technical Memorandum HTM02-01により、水分含有量≤ 67vpm(≤0.05mg/L、-46℃の大気露点)が決まり、ヨーロッパ薬局方5.0(薬用空気用)より≤67ppm v/vが決定されます。
医療用および外科手術用空気の露点測定
医療用および外科手術用空気の露点測定
歯科用空気アプリケーションではいくつかの推奨基準があり、その1つの基準は英国の「The UK NHS Technical Memorandum HTM2022 Supplement 1」は、含水率≤1020vpm(≤0.78mg/L、大気露点-20℃)を定めています。
食品グレード空気の露点測定
食品グレード空気の露点測定
食品加工および食品包装業界には、食品グレードの空気には直接接触および間接接触に関する基準があります。 一般的に参照される基準は次のとおりです。食品または飲料製品に直接接触する圧縮空気は、ISO 8573-1:2010圧縮空気純度クラス2の圧力露点 ≤-40℃以上でなければなりません。
食品または飲料製品と間接的に接触する圧縮空気は、ISO 8573-1:2010圧縮空気純度クラス4の圧力露点≤+ 3℃以上である必要があります。