光学式(LuminOxシリーズ) 酸素濃度計の測定原理
光学式酸素センサーは、酸素分子と有機金属化合物間の発光と消光現象に基づいています。
物質(有機金属化合物)には、エネルギー変化(吸収放出)に応じて、そのエネルギーを光で放出する特性をもつ物質があり、一般的に発光体(ルミネッセンス)/蛍光体を呼ばれます。
SST社設計開発 LuminOx(ルミノックス)酸素センサー
LuminOxセンサーの特長は、発光(ルミネセンス)の減衰進度から酸素濃度を測定することです。これは、従来のジルコニア式(濃淡電池式)や電気化学式、ガルバニ電池式の酸素測定とは全く異なる分析手法です。酸素センサーには、鉛などの有害物質を含む製品(例えば、ガルバニ電池式など)もあります。光学式センサーは、発光消光現象に基づいているので有毒物質(鉛など)を含まず、RoHSに対応した非消耗型のセンサー構造です。
非消耗型のセンサーは、大きく2つのメリットがあります。
① センサーが時間の経過とともに消耗しない
② 測定酸素量にセンサー消耗度が依存しない